読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Voce d' Angelo レナータ・テバルディに捧ぐ

レナータ・テバルディの専門ブログです。情報、動画、鑑賞録など。

『椿姫』 聞き比べ(1)

「蛮勇」とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。それ程、テバルディの『椿姫』って、ピンと来ない、というのが一般常識のようになってしまいましたが、他方で、今回比べる盤は「伝説の名演」のように言われているものだからです。 歌手の名前は、敢え…

スマホでご覧の皆様にお知らせ

いやはや、何とも・・・。 信じられないことかも知れませんが、私は(ブログ主)未だにガラケーを使用しております。更に、私の友人達の中にはオペラに関心のある人など一人もいません。皆、それぞれ忙しくしております。なので、私のブログがスマホだと見や…

1952年 『椿姫』 ラジオ放送用録音(4)

1952年の『椿姫』のラジオ放送用録音の音源から、テバルディの登場場面を中心にご紹介してきました。 最終回の第三幕です。 1. ヴェルディ 『椿姫』 第三幕 "Teneste la promessa---Addio, del passato" さて、チェトラのスタジオ録音ですでにご紹介済みの例…

1952年 『椿姫』 ラジオ放送用録音(3)

1952年の『椿姫』のラジオ放送用録音から、テバルディの出演場面を中心にご紹介しています。 今回は第二幕の第二場から。 1. ヴェルディ 『椿姫』 第二幕 第二場 "Alfredo! Voi!" ヴィオレッタと別れて悲しみから嫉妬や怒りで惑乱したアルフレードが、フロー…

1952年 『椿姫』 ラジオ放送用録音(2)

1952年の『椿姫』のラジオ放送用録音の音源から、テバルディの歌唱を中心にご紹介しています。 今回は第二幕 第一場から。むしろ、ここからが、この演目でのテバルディの歌が冴えてくるのですね。 1. ヴェルディ 『椿姫』 第二幕 第一場 "Madamigella Valéry…

1952年 『椿姫』 ラジオ放送用録音(1)

1952年の音源から、『椿姫』のRAIミラノのラジオ放送用録音のご紹介をします。ラジオ放送用なのに、何でこんなくぐもった音なの?と言いたくなるくらい、音が悪いのです・・・。イタリアは「超」がつく歌手を沢山輩出しましたけれど、技術的には・・・・・。…

1951年 ナポリ サン・カルロ劇場での『フェルナンド・コルテツ』(3)

1951年、ナポリ サン・カルロ劇場での『フェルナンド・コルテツ』のライブ録音から、第二幕および第三幕の一部をご紹介します。 さて、今回ご紹介するのは、このオペラの中の聞き所らしい、アマジリーのアリア"Ella morì"を含む部分です。この前の部分は、コ…

1951年 ナポリ サン・カルロ劇場での『フェルナンド・コルテツ』(2)

さて、今回から音源のご紹介に入りますが、折角CDにリブレットがついているのに、歌手の歌はまるで内容が違っているのが一聴してわかるのです。 ソロで歌われている箇所はそれでもまだ、聞き取りやすいのですが、重唱になったり、アンサンブルになってコーラ…

1951年 ナポリ サン・カルロ劇場での『フェルナンド・コルテツ』(1)

今回から、1951年12月15日に収録された、ナポリ サン・カルロ劇場でのライブ、スポンティーニの『フェルナンド・コルテツ』におけるテバルディの登場シーンをご紹介します。 このオペラは全くなじみがないし、CDとして販売された音源も少ないようです。(197…

1951年 『トスカ』 スタジオ録音(4)

1951年の『トスカ』のスタジオ録音から、テバルディの登場シーンを中心にご紹介してきました。最終回は第三幕。悲痛な場面です。 1. プッチーニ 『トスカ』 第三幕 "Ah! “Franchigia a Floria Tosca…”" 何と、私のブログときたら、『トスカ』を紹介するのに…

1951年 『トスカ』 スタジオ録音(3)

1951年にスタジオ録音された『トスカ』から、テバルディの登場場面を主にご紹介しています。 1. プッチーニ 『トスカ』 第二幕 "Quanto?" さて、恋人と引き離され、彼の命が危ないということになったので、トスカは値段の交渉に入ろうとするのですね。ところ…

1951年 『トスカ』 スタジオ録音(2)

1951年の『トスカ』のスタジオ録音から、テバルディの登場シーンを中心にご紹介します。今回は第二幕、このオペラでも最も激烈なシーンが目白押しの、恐るべき幕だけに、聞き所が沢山ありますね。 スカルピアがスポレッタの捜索の結果を聞き出す場面から入れ…

1951年 『トスカ』 スタジオ録音(1)

さて、モノラル録音の『トスカ』に至っては、テバルディが80歳を迎えた2002年にデッカが出した記念盤(写真)(これも、「記念盤」と言うにはお粗末すぎるシロモノでした。私はモノラルの『ラ・ボエーム』と『蝶々夫人』を手に入れたいがためにこれを買いま…

『蝶々夫人』ご本人ご使用のスコア

私のように、テバルディのファンと言っても、オペラを聞き始めたのが比較的遅く、(大学生の時代から)すでに音楽メディアとしてCDが定着し始めた頃にオペラのファンになった者は、当然のことながら、彼女の現役時代の情報や資料は後から集めるしか手段が…

1951年 『蝶々夫人』 スタジオ録音(4)

1951年の『蝶々夫人』のスタジオ録音から、第二幕の第二部の抜粋動画をご紹介します。 1. プッチーニ 『蝶々夫人』 第二幕 第二場 "Suzuki! Suzuki! Dove sei?" この前のシーンもかなり長いのですが、容赦なくカットしました。 "Suzuki, Suzuki"は最初から2…

1951年 『蝶々夫人』 スタジオ録音(3)

1951年のスタジオ録音『蝶々夫人』から、テバルディの出演部分を主にご紹介しています。 1. プッチーニ 『蝶々夫人』 第二幕 第一部 "Ora a noi" 邪魔がやっといなくなって、シャープレスが本題に入れるところです。 入りには特に指示はありません。テバルデ…

1951年 『蝶々夫人』 スタジオ録音(2)

前回に引き続き、1951年録音の『蝶々夫人』のモノラル盤の音源から、主にテバルディの出演場面の動画をご紹介します。 1. プッチーニ 『蝶々夫人』 第二幕 第一部 "E Izaghi ed Izanami"---"Un bel dì" 途中から抜き出すのもどうかと思ったので、前奏から入…

1951年 『蝶々夫人』 スタジオ録音(1)

1951年録音の『蝶々夫人』のスタジオ録音から、テバルディの登場シーンを中心にご紹介します。 この『蝶々夫人』も、1958年録音のセラフィン指揮のヴァージョンのほうが圧倒的に有名で、その陰に隠れてしまった、モノラル時代の録音ですが、とにかく、美声の…

緊急特集 1946年 ミラノ・スカラ座再開コンサートからの音源

順当に進めるなら、次は1951年スタジオ録音の『蝶々夫人』の音源からのご紹介、となるところでしたが、一項だけ緊急にご紹介する音源が出て参りました。 1946年、かの有名なミラノ・スカラ座再開コンサートの中から、テバルディが出演した二曲のご紹介です。…

『ラ・ボエーム』 聞き比べ(2)

始めにご連絡★ 最近、YouTubeの動画投稿者が増えているらしく、処理に時間がかかっているようです。私はスタート画面(サムネイルといいます)に必ず歌っている歌手の写真(なるべく写りの良い物)を選んで、それを指定しているのですが、反映まで2日から3…

『ラ・ボエーム』 聞き比べ(1)

このブログを再開した比較的初期の段階で、テバルディと後輩歌手達を比較するのは余り意味がないということに気づき、そうすることは極力控えることにしようと考えるようになりました。 ただ、今回の『ラ・ボエーム』については、是非とも微細な部分まで聞い…

1951年 『ラ・ボエーム』 スタジオ録音(4)

1951年スタジオ録音の『ラ・ボエーム』の音源から、第四幕の、テバルディの登場場面の音源をご紹介します。 1. プッチーニ 『ラ・ボエーム』 第四幕 "C’ è Mimì! C’ è Mimì che mi segue" 今度も主にミミのパートを追っていきます。第一声の"Rodolfo!"にはト…

1951年 『ラ・ボエーム』 スタジオ録音(3)

1951年スタジオ録音の『ラ・ボエーム』の音源から、主にテバルディの歌っている場面をご紹介しています。今回ご紹介するのは、第三幕の後半部分です。 1. プッチーニ 『ラ・ボエーム』 第三幕 "Marcello. Finalmente!"--- "D’ onde lieta uscì" 入りには指示…

1951年 『ラ・ボエーム』 スタジオ録音(2)

さて、前回に続いて、1951年スタジオ録音の『ラ・ボエーム』の音源から、主にテバルディの歌っている場面をご紹介します。今回は第三幕、いよいよミミの病状が悪化して、ロドルフォとの別れ話が持ち上がる幕です。 1. プッチーニ 『ラ・ボエーム』 第三幕 "M…

1951年 『ラ・ボエーム』 スタジオ録音(1)

テバルディの歌はやっぱり、音の綺麗なスタジオ録音で聞きたい、とお考えの方も多いのではないかと思います。私がライブも含めていろいろな音源を聞き比べた結果では、スタジオのテバルディは少々大人しすぎるように思えるので、彼女のベスト・パフォーマン…

1951年 『ジョヴァンナ・ダルコ』のラジオ放送用録音(4)

第二幕に入ると、まず、自分の娘が悪魔に取り憑かれていると信じて疑わないジャコモが、儀式の終わりと共に出てきた王カルロとジョヴァンナ、人々の前に現れ、そもそも森にいたときに自分の娘は悪魔に魂を売り渡したのだ、と告発します。 その後の尋問シーン…

1951年 『ジョヴァンナ・ダルコ』のラジオ放送用録音(3)

さて、1951年5月、ラジオ放送用に収録された、ヴェルディ『ジョヴァンナ・ダルコ』から、テバルディの出演シーンを中心にご紹介しております。 オルレアンの戦いで勝利を収め、ランスの宮廷では祝宴が行われているが、元は村娘のジャンヌはそういう場に楽し…

1951年 『ジョヴァンナ・ダルコ』のラジオ放送用録音(2)

さて、余り有名とは言えないオペラなので、前回はあらすじのご紹介にとどめました。 今回から動画のご紹介に入ります。音源は、実は二つ手元にあるのです。私が最初に購入したのは、ずっと昔、いろいろなオペラを一通り網羅しようと、CDを買い集めていた当時…

1951年 『ジョヴァンナ・ダルコ』のラジオ放送用録音(1)

大変お待たせ致しました。休業中もブログにお越し下さいました皆様に深く御礼申し上げます。 本日からまたブログの更新を再開致します。但し、休業中かなり大変手間のかかる記事を用意したため、思ったほど新しい記事を準備できませんでした。また、一定期間…

数週間休業のお知らせ

本来ならば、明日、『ラ・ボエーム』の最後の記事を投稿して、あさってから『ジョヴァンナ・ダルコ』に進む予定でしたが、正直に申し上げまして、最近大変、落胆しております。家庭内でも、少々取り込んでおります。 落胆というのは、もういい加減、私でも悟…

1951年 ナポリ サン・カルロ劇場での『ラ・ボエーム』(4)

1951年1月10日、ナポリ サン・カルロ劇場で行われた『ラ・ボエーム』のライブ録音シリーズの最終回です。 1. プッチーニ 『ラ・ボエーム』 第四幕 "Musetta! C' è Mimì" 以前作ったブログでは、この場面の動画は作成しませんでした。ですが、やはりこの場面…

1951年 ナポリ サン・カルロ劇場での『ラ・ボエーム』(3)

引き続き、1951年1月10日、ナポリ サン・カルロ劇場で行われた『ラ・ボエーム』のライブ録音から、テバルディの登場シーンを中心にご紹介します。 1. プッチーニ 『ラ・ボエーム』 第三幕 "Marcello. Finalmente!"--- "D’ onde lieta uscì" さて、前の場面で…

1951年 ナポリ サン・カルロ劇場での『ラ・ボエーム』(2)

前回に引き続き、1951年1月10日、ナポリ サン・カルロ劇場で行われた『ラ・ボエーム』のライブ録音から、テバルディの登場シーンを中心にご紹介します。 1. プッチーニ『ラ・ボエーム』 第三幕 "Mimì!"---"Speravo di trovarvi qui." 第三幕に入ると、ミミの…

1951年 ナポリ サン・カルロ劇場での『ラ・ボエーム』(1)

1951年以降になると、テバルディの音源も一気に増えてきます。まず、スタジオでの全曲録音が本格的に始まりました。そして、初期は特に音質が芳しくないのですが、ライブ音源も増えてきます。 同じオペラを何度もご紹介することになると思いますが、熱意のあ…

動画の音源調整・ヘッドフォンの驚愕

以前のブログを突然閉鎖したこととは全く因果関係がないのですが、結果的にはよかった、と思えることが、これまで書いてきて沢山ありました。 まずは、スコアをじっくり参照してから音源を聞くようにする、という鉄則を立てたこと。実は、以前のブログでも途…

オペラと「リアル」

オペラを鑑賞していると、ときに、鑑賞者は困惑するような場面に直面することがあります。 重症の結核患者や、ティーンエイジャーの女性がオペラのヒロインであることは希ではないですね。思いつく限りでは、結核によって死ぬヒロインとしては『椿姫』のヴィ…

1951年 リオ・デ・ジャネイロでのコンサートから

さて、FONO 1040の "My First Concert"にはおまけの音源がついています。1951年のリオ・デ・ジャネイロでのコンサートで歌われた3曲が収録されています。こちらは放送音源なのか何なのか、わかりませんが、音が悪いです。しかし、聞き取れないほどひどくはあ…

1950年 サン・フランシスコでのコンサート(2)

サン・フランシスコでのコンサートの模様の第2回目です。今回ご紹介するのは、11月12日に行われた分。この回にはステファノは参加していません。代わりに、リリー・ポンス、ビドゥ・サヤンといった、主にアメリカで活躍したソプラノも出演しました。彼女たち…

1950年 サン・フランシスコでのコンサート(1)

今回から3回シリーズでご紹介するのは、FONO ENTERPRISE [FONO 1040]が出した、"My First Concert"というCDの音源です。(写真) 実は、このタイトルは問題だと思うのです。テバルディはすでにイタリアで複数のアリア・リサイタル(ジョイント)に出演してい…

1950年 ナポリ サン・カルロ劇場での『タンホイザー』(2)

前回に引き続き、1950年3月12日、ナポリ サン・カルロ劇場で上演された『タンホイザー』のライブ録音の音源からの動画をご紹介します。 3. ワーグナー 『タンホイザー』 第二幕から "Indietro! Suoi giudici non siete!" 歌合戦がひとしきり行われて、ヴェー…

1950年 ナポリ サン・カルロ劇場での『タンホイザー』(1)

この動画の準備は実は大変でした。イタリア語版のワーグナーをご紹介することにしたからです。まず、このリブレットが入手困難なのです。手に入ったことは入りましたが、テバルディ達が使った版とは違うものだったようで、歌詞の合わない箇所が多数あって、…

1949年 ミラノ・スカラ座での『アンドレア・シェニエ』

今回は、アリア・リサイタルではない、オペラのライブ録音に関して、私の手元にあるテバルディの歌唱の一番古い録音をご紹介します。 1949年3月6日、ミラノ・スカラ座で行われた、ジョルダーノの『アンドレア・シェニエ』の上演の録音です。これはRAIがラジ…

今日はテバルディのお誕生日です!

今日はテバルディの誕生日です。もしご存命なら95歳でした。 というわけで、 Buon Compleanno, Renata! お誕生日、おめでとうございます! *********************** 私が残念に思っているのは、彼女の存命中は私も仕事を持っていて忙しく、とても今のように…

スコアの指示と実際の歌唱

この話題は・・・いろいろと書かなければならないことが発生しましたので、どういう順序で行こうか悩むところですが、まずは、ここから始めます。 ●ボーイト先生 "L'altra notte" その通り歌うと・・・ お気づきの通り、今回ブログを再開するに当っては、私…

緊急報告 略伝の重要訂正です!

私は昨日、理由あって、時々覗くだけの、Fondazione Renata TebaldiのHPを見ていました。(実は、まだ全部じっくり読めていませんし、読んだとしても、それを翻訳してこちらに掲載するのは・・・見送ろうと思っております。先方に許可を得ているわけではあり…

テバルディ チェトラ初録音シリーズ(3)

今回は前回に引き続き、チェトラへのテバルディのSP録音から、1950年5月に録音された分の残りをご紹介します。 8. ヴェルディ『オテッロ』から "Era più calmo?...Mia madre aveva una povera ancella,...Ave Maria" ちょっと歌いまくりすぎているこの日の…

テバルディ チェトラ初録音シリーズ(2)

今回は前回に引き続き、チェトラへのテバルディのSP録音から、1950年5月に録音された分をご紹介します。 5. モーツァルト『フィガロの結婚』からスザンナのシェーナとアリア "Giunse alfin il momento...Deh vieni, non tardar" これはテバルディのレパー…

テバルディ チェトラ初録音シリーズ(1)

さて、デッカに残された録音のほかに、翌1950年にはチェトラにもアリアが数曲、SP録音されました。こちらはデッカのようにリマスターしていないので、音質が良くないのが残念です。今回は貧しい音を極力大きくするよう調整しましたので、少々音が割れること…

アリア聞き比べ "Vissi d' arte"

アリアの聞き比べ、今回はプッチーニ『トスカ』の"Vissi d’ arte"。 比較の対象はモンセラート・カバリエとミレッラ・フレーニです。選定理由は前回書いたとおりです。 今回も、歌手の歌を交互につなげた動画を使います。最初はカバリエとの動画ですが、カバ…

アリア聞き比べ ”In quelle trine morbide"

予告させていただいたとおり、二回に分けてアリアの聞き比べをしてみたいと思います。最初はプッチーニ『マノン・レスコー』の”In quelle trine morbide”。 比較の対象はモンセラート・カバリエとミレッラ・フレーニです。どちらも「美声」の歌手に入れてい…