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Voce d' Angelo レナータ・テバルディに捧ぐ

レナータ・テバルディの専門ブログです。情報、動画、鑑賞録など。

1954年のテバルディのスケジュール

大変長い間、お待たせいたしまして申し訳ございませんでした。今回から記事の更新を再開いたします。休業中も様々なご関心から、拙ブログをご覧下さいました読者の皆様には深く御礼申し上げます。 正直なところ、色々個人的な用事もございましたし、一つ一つ…

数週間休業のお知らせ Part2

またですか・・・。というお声が聞こえそうですが、そもそも、以前2週間程度休業した間に、例の根拠薄弱なバッシングへの反論記事などを書くのに非常に気を遣ったので、動画の作成や、記事の書きためが十分できなかったのです。 そんなわけで、また2週間程…

1953年 ミラノ・スカラ座での『ラ・ヴァッリー』(5)

第四幕です。 1. カタラーニ 『ラ・ヴァッリー』 第四幕 "Luogo sicuro questo non è più!" この幕はいきなり、厳冬で悪天候になった山岳地帯に隠遁したヴァッリーを気遣って、ヴァルター少年が「もう村に帰ろうよ」と促すところから始まります。でも彼女は…

1953年 ミラノ・スカラ座での『ラ・ヴァッリー』(4)

今回は第三幕です。 1. カタラーニ 『ラ・ヴァッリー』 第三幕 "Né mai dunque avrò pace?" いきなりここから入ります。前の、ゲルナーと歩兵のやりとりなどはカットしました。テバルディはこの部分を独立させて1955年のアリア集に吹き込んでいます。一時の…

1953年 ミラノ・スカラ座での『ラ・ヴァッリー』(3)

さて、前までのシーンの鑑賞録が長引いてしまったので、ここだけ切り分けました。第二幕でも特に大変な「事件」の場面。 3. カタラーニ 『ラ・ヴァッリー』 第二幕 "Che brami, Wally?" 前回のゲルナーとのやりとりが終った時点で、ト書きが入っています。(È…

1953年 ミラノ・スカラ座での『ラ・ヴァッリー』(2)

第二幕、ゼルデンでの因縁のダンスのある幕です。 まず、ヴァッリーの登場シーンから。 1. カタラーニ 『ラ・ヴァッリー』 第二幕 "Eccola qua!" もう例の頑固親父が亡くなって、後を継いだヴァッリーは、女地主様そのもののゴージャスさで登場。こういうの…

1953年 ミラノ・スカラ座での『ラ・ヴァッリー』(1)

前置きは前回のエントリーでたっぷり書きましたので、出来るだけ手短に、演奏データだけご紹介して、早速音源のご紹介に入ります。 と、思ったけれど、ちょっと待った!!!どうしてもお伝えしなければならないことがあるのでした。 この演奏が名演だという…

カタラーニ 『ラ・ヴァッリー』(ワリー)について あらすじ等

私が以前、同様のブログを運営していたとき、この演目については、峠を越えてしまったテバルディのスタジオ録音しか聞いたことがなく、あまり良い印象を受けなかったため、私はストーリーの内容すらうろ覚えだった、と書きました。あれ以来、今回ご紹介する…

1953年 ブエノス・アイレスでのコンサート(2)

前回に引き続き、ブエノス・アイレスで行われたコンサートでのテバルディの歌唱をご紹介します。今回は8月24日の分です。 前回、書くのを忘れましたが、CDをお持ちの方にはおわかりの通り、曲と曲の間にアナウンスが入っています。私はそれをカットしました…

1953年 ブエノス・アイレスでのコンサート(1)

前回の『トスカ』の項でも書きましたが、この年の夏は、テバルディは南米ツアーに参加していました。 このMYTOのCD(写真)の主な売りは、実は『トスカ』ではなくて、今回から二回シリーズでご紹介するコンサートの録音なのです。 ですが、私が聞いた限りで…

1953年 ブエノス・アイレス テアトロ・コロンでの『トスカ』(一部)(2)

1953年8月7日、ブエノス・アイレスのテアトロ・コロンでの『トスカ』の音源から、第二幕の抜粋をご紹介します。(というか、これしかこのCDには収録されていません。) 1. プッチーニ 『トスカ』 第二幕 "Ed or fra noi parliam da buoni amici." いきなりこ…

1953年 ブエノス・アイレス テアトロ・コロンでの『トスカ』(一部)(1)

1953年のテバルディの恐るべきスケジュールの件は、既に別項で記したとおりです。今回の記事に関係する部分だけおさらいすると、6月に例の『運命の力』でほぼ1ヶ月を費やした彼女は7月には南米ツアーに出発。既にご紹介済みですが、船でないとダメだった彼女…

緊急のお知らせ Feedly Checkerの問題

私が記事でご紹介してからどれだけの方々がご利用になっているかはわかりませんが、私はあれ以来、自分でもFeedly Checkerの稼働状況をチェックしていました。 ところが、今日になって、このアドオンには問題があることがわかりました。いつもなら、記事を更…

1953年 フィレンツェ テアトロ・コムナーレでの『運命の力』(4)

テバルディ・メインのブログなので、1953年の『運命の力』もこれが最終回になります。 第四幕、いきなり超有名アリアから。 1. ヴェルディ 『運命の力』 "Pace, pace, mio Dio" この演奏では、ミトロプロスはこのアリアの部分もやたらと遅く振っています。何…

1953年 フィレンツェ テアトロ・コムナーレでの『運命の力』(3)

1953年 フィレンツェ、テアトロ・コムナーレでの『運命の力』のライブ録音から、テバルディの出演場面の音源をご紹介しております。 今回は、第二幕の残りの場面。 3. ヴェルディ 『運命の力』 第二幕 "Chi siete?"---"Siam soli" さて、前回の場面で一時歌…

1953年 フィレンツェ テアトロ・コムナーレでの『運命の力』(2)

1953年、テアトロ・コムナーレでの『運命の力』のライブ録音から、テバルディの登場シーンをご紹介しています。 今回は第二幕から。 さて、このオペラは、駆け落ちに失敗した上、不幸な事故を起こしてしまった恋人同士がが別れ別れにそれぞれの道を進みつつ…

1953年 フィレンツェ テアトロ・コムナーレでの『運命の力』(1)

さて、今回から1953年のテバルディの音源のご紹介に入ります。 この年のテバルディの多忙ぶりについては前項でご紹介しましたので、もうご承知いただけたかと。ですから、私は何点か、彼女のこのときの歌唱に問題を発見しました。ですが、歌声自体やコントロ…

1953年のテバルディのスケジュール他

1953年の音源をご紹介するにあたって、まずはテバルディの『運命の力』のデビュー時の歌唱を記録した、フィレンツェでのライブ音源から動画を準備していました。 以前のブログでこの音源をご紹介する際、私はこれを「折り紙付きの名演」とご紹介しました。が…

スマホの方向け 過去記事アクセス用ページ

このページから、過去記事へのアクセスが容易になります。スマホの方はご利用下さい。(スマホ画面では、メインタイトルの下に、「カテゴリー・リンク一覧へ」というリンクが表示されるようにしました。そこをクリックすると、このページに移動できます。) …

Feedlyでの更新情報の受け取り方

ブログの記述が進んで参りますと、いろいろ凝りたくなるブログ主もいます。私もその一人です。 お読みになった方はご存じかと思いますが、非常に辛辣な記事を書いたために嫌気された方が多かった模様で、お越しにならなくなった方が増えました。それで、一旦…

英国のCDショップPresto ClassicalでテバルディのライブCD買えます!(2)

さて、Presto ClassicalでテバルディのライブCD買おうかな、コーナー第二弾。 問題なのは、まず、ここのCDの送り方。箇条書きにすると、 1. イギリスの「普通国際小包」で送られてくる。それしか配送オプションがないのです。なので、配送通知メールが来…

英国のCDショップPresto ClassicalでテバルディのライブCD買えます!(1)

今日の本命はこの前の記事、『アイーダ』最終回ですので、そちらもお読み下さいね。(笑) ************** こちらにおいでの方は殆どがある程度、「重症」のテバルディ・ファン(?)ではないかと思いますので、余計なお世話かも知れません。「もう、そんな…

1952年 『アイーダ』スタジオ録音(4)

1952年の『アイーダ』のスタジオ録音から、最後の音源のご紹介です。 ● ヴェルディ 『アイーダ』 第四幕 第二場 "Fatal pietra" 祭司達の尋問に沈黙で通して、申し開きをしなかったラダメスは、もう石室に入れられ、そのまま生き埋めの刑になります。そこに…

1952年 『アイーダ』スタジオ録音(3)

1952年の『アイーダ』スタジオ録音からの音源のご紹介、第三弾。 聞き所の多い第三幕です。というか、アイーダの出番が多いのです。 1. ヴェルディ 『アイーダ』 第三幕 "Qui Radamès verra!..."---"O patria mia" ここは例のチェトラの初録音のとき、アリア…

1952年 『アイーダ』スタジオ録音(2)

1952年の『アイーダ』のスタジオ録音からの、音源のご紹介第二弾。 第二幕に入ると、すでに戦いはエジプト軍の勝利に終わっていて、その後の話、となるのはご存じかと思います。 まずは、アムネリスとアイーダの直接対決シーン。 1. ヴェルディ 『アイーダ』…

1952年 『アイーダ』スタジオ録音(1)

お詫びとお知らせ: このブログを、登録者の方のみに閲覧を限定した会員制ブログに致しましたが、登録者数が少ないため、却って登録者の方自体がアクセスしづらい状況になってしまったようです。それでは本末転倒ですので、全面公開に戻すことに致しました。…

テバルディの『アイーダ』とトスカニーニ

今回から、1952年スタジオ録音の『アイーダ』の音源をご紹介する予定だったのですが、その前にひとつ、テバルディと『アイーダ』についての逸話をご紹介したいと思います。出所は例の「伝記」です。 写真は、トスカニーニからテバルディに送られた、彼の添え…

『ファルスタッフ』聞き比べ (2)

さて、テバルディとエリーザベト・シュヴァルツコップフのアリーチェの聞き比べ、第二弾です。 2. ヴェルディ 『ファルスタッフ』 "Gaie comari di Windsor" 極力2人の表現の比較に徹するため、他の歌手の歌う部分やアンサンブルはカットしてあります。今回…

『ファルスタッフ』聞き比べ (1)

予告させていただきましたとおり、ご紹介済みのテバルディの音源から、テバルディの音色が顕著に変わっている部分を抜き出し、それとエリーザベト・シュヴァルツコプフの歌唱との比較動画を作りました。 シュヴァルツコップフの録音は音源がスタジオ録音です…

1952年 ミラノ・スカラ座での『ファルスタッフ』 (3)

1952年5月、ミラノ・スカラ座で上演された『ファルスタッフ』の第三幕からの音源のご紹介です。 1. ヴェルディ 『ファルスタッフ』 第三幕 第一場 "Reverenza, La bella Alice" ファルスタッフがさんざんな目に遭わされたのをぼやいているまさにその時に、ク…

1952年 ミラノ・スカラ座での『ファルスタッフ』 (2)

1952年5月、ミラノ・スカラ座で上演された『ファルスタッフ』の第二幕からの音源のご紹介です。 1. ヴェルディ 『ファルスタッフ』 第二幕 第二場 "Presentiamo un bill" さて、いよいよ「ヤラセ」の逢い引き場面。入りは特に指示はありません。最初からアリ…

1952年 ミラノ・スカラ座での『ファルスタッフ』 (1)

今回からは1952年5月収録のスカラ座でのライブ録音『ファルスタッフ』のご紹介に移ります。 テバルディと『ファルスタッフ』・・・。イメージが湧かない方が多くて当然だと思います。このオペラの主役はファルスタッフであり、彼女が歌ったアリス・フォード…

テバルディに対するバッシング、他方で・・・シリーズ1(3)

さて、このシリーズはこの回でいい加減終わらせたいので、頑張ります。 今度は「偏愛」が強すぎる余り、「女神様」が、録音も残っていない、ドニゼッティやベッリーニのオペラを創唱した歌手達と同じ声を持っていた(!)という愉快な妄想に耽る部分や、また…

テバルディに対するバッシング、他方で・・・シリーズ1(2)

今回からは、ある特定の評論家先生のご著書の記述の数々に見られる、「ある歌手」への極端な偏向とテバルディへのバッシングの典型的な例をご紹介します。 但し、前回のシリーズから、私が「かの方」とテバルディを持ち出してきたことについて、誤解なさった…

テバルディに対するバッシング、他方で・・・シリーズ1(1) 

シリーズIというからにはIIも予定しているのですが、それは相当先のことになると思います。 とにかく、とにかく、テバルディという人はこれでもか、というほど専門家の方々のバッシングの対象にされているのです。私は、彼女が必要以上に褒められなければい…

『椿姫』 聞き比べ(3)

前回が長引きすぎましたので、やむなくあと一回続けます。なお、このシリーズは重要なのですが、不人気のようなので、早めに投稿いたします。そして、次のシリーズも早めに開始します。そちらの内容を理解するためにはこのシリーズの音源をよく聞いて頂く必…

『椿姫』 聞き比べ(2)

本来、この聞き比べをするのはどうかと思っていました。もう並べて言及する意味はない。セットで語られていること自体がおかしいからです。全く傾向の違う歌手同士なので。しかし、色々発見があった以上、まるで意味の無いことだとは思わなくなりました。た…

『椿姫』 聞き比べ(1)

「蛮勇」とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。それ程、テバルディの『椿姫』って、ピンと来ない、というのが一般常識のようになってしまいましたが、他方で、今回比べる盤は「伝説の名演」のように言われているものだからです。 歌手の名前は、敢え…

スマホでご覧の皆様にお知らせ

いやはや、何とも・・・。 信じられないことかも知れませんが、私は(ブログ主)未だにガラケーを使用しております。更に、私の友人達の中にはオペラに関心のある人など一人もいません。皆、それぞれ忙しくしております。なので、私のブログがスマホだと見や…

1952年 『椿姫』 ラジオ放送用録音(4)

1952年の『椿姫』のラジオ放送用録音の音源から、テバルディの登場場面を中心にご紹介してきました。 最終回の第三幕です。 1. ヴェルディ 『椿姫』 第三幕 "Teneste la promessa---Addio, del passato" さて、チェトラのスタジオ録音ですでにご紹介済みの例…

1952年 『椿姫』 ラジオ放送用録音(3)

1952年の『椿姫』のラジオ放送用録音から、テバルディの出演場面を中心にご紹介しています。 今回は第二幕の第二場から。 1. ヴェルディ 『椿姫』 第二幕 第二場 "Alfredo! Voi!" ヴィオレッタと別れて悲しみから嫉妬や怒りで惑乱したアルフレードが、フロー…

1952年 『椿姫』 ラジオ放送用録音(2)

1952年の『椿姫』のラジオ放送用録音の音源から、テバルディの歌唱を中心にご紹介しています。 今回は第二幕 第一場から。むしろ、ここからが、この演目でのテバルディの歌が冴えてくるのですね。 1. ヴェルディ 『椿姫』 第二幕 第一場 "Madamigella Valéry…

1952年 『椿姫』 ラジオ放送用録音(1)

1952年の音源から、『椿姫』のRAIミラノのラジオ放送用録音のご紹介をします。ラジオ放送用なのに、何でこんなくぐもった音なの?と言いたくなるくらい、音が悪いのです・・・。イタリアは「超」がつく歌手を沢山輩出しましたけれど、技術的には・・・・・。…

1951年 ナポリ サン・カルロ劇場での『フェルナンド・コルテツ』(3)

1951年、ナポリ サン・カルロ劇場での『フェルナンド・コルテツ』のライブ録音から、第二幕および第三幕の一部をご紹介します。 さて、今回ご紹介するのは、このオペラの中の聞き所らしい、アマジリーのアリア"Ella morì"を含む部分です。この前の部分は、コ…

1951年 ナポリ サン・カルロ劇場での『フェルナンド・コルテツ』(2)

さて、今回から音源のご紹介に入りますが、折角CDにリブレットがついているのに、歌手の歌はまるで内容が違っているのが一聴してわかるのです。 ソロで歌われている箇所はそれでもまだ、聞き取りやすいのですが、重唱になったり、アンサンブルになってコーラ…

1951年 ナポリ サン・カルロ劇場での『フェルナンド・コルテツ』(1)

今回から、1951年12月15日に収録された、ナポリ サン・カルロ劇場でのライブ、スポンティーニの『フェルナンド・コルテツ』におけるテバルディの登場シーンをご紹介します。 このオペラは全くなじみがないし、CDとして販売された音源も少ないようです。(197…

1951年 『トスカ』 スタジオ録音(4)

1951年の『トスカ』のスタジオ録音から、テバルディの登場シーンを中心にご紹介してきました。最終回は第三幕。悲痛な場面です。 1. プッチーニ 『トスカ』 第三幕 "Ah! “Franchigia a Floria Tosca…”" 何と、私のブログときたら、『トスカ』を紹介するのに…

1951年 『トスカ』 スタジオ録音(3)

1951年にスタジオ録音された『トスカ』から、テバルディの登場場面を主にご紹介しています。 1. プッチーニ 『トスカ』 第二幕 "Quanto?" さて、恋人と引き離され、彼の命が危ないということになったので、トスカは値段の交渉に入ろうとするのですね。ところ…

1951年 『トスカ』 スタジオ録音(2)

1951年の『トスカ』のスタジオ録音から、テバルディの登場シーンを中心にご紹介します。今回は第二幕、このオペラでも最も激烈なシーンが目白押しの、恐るべき幕だけに、聞き所が沢山ありますね。 スカルピアがスポレッタの捜索の結果を聞き出す場面から入れ…

1951年 『トスカ』 スタジオ録音(1)

さて、モノラル録音の『トスカ』に至っては、テバルディが80歳を迎えた2002年にデッカが出した記念盤(写真)(これも、「記念盤」と言うにはお粗末すぎるシロモノでした。私はモノラルの『ラ・ボエーム』と『蝶々夫人』を手に入れたいがためにこれを買いま…