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Voce d' Angelo レナータ・テバルディに捧ぐ

レナータ・テバルディの専門ブログです。情報、動画、鑑賞録など。

英国のCDショップPresto ClassicalでテバルディのライブCD買えます!(1)

 今日の本命はこの前の記事、『アイーダ』最終回ですので、そちらもお読み下さいね。(笑)

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こちらにおいでの方は殆どがある程度、「重症」のテバルディ・ファン(?)ではないかと思いますので、余計なお世話かも知れません。「もう、そんなの持ってますよ。」式のご反応が返ってくるだけかも・・・。

ですが、特に例の「お粗末大全集」が出た後の傾向ですが、彼女に関するライブのCDで入手可能なものまでが減ってしまったように思うのです。今回の記事は、少なくとも「お粗末大全集」はご購入済みだけれど、(だから、スタジオ録音に関してはもれなくそろっているということです)どうもライブを買うのは音質の問題で控えてしまった、でも、今は欲しい、というような方々向けのものです。(そうそう、これを機会に、今Sony Classicalはニルソン・ビョルリンク・テバルディというキャスティングの旧RCA音源の『トゥーランドット』を出しているだろうか、とチェックしたら、見事に出ていませんでした。今はマイナー・レーベルの複製品しか手に入らないようです・・・)

私が入手したCDも、全てが全て新品ではなく、後から海外のサイトで中古品が出品されているものを購入した、という品もあります。特に、仕事に忙殺されていた時代は、(といっても、もうネット通販が当たり前になった後の話ですが)気が向いたときに時々チェックしては、「これは」と思う品に限って購入するという感覚でした。何もかも揃えられたかというとそうでもないのです。私よりずっとコアなファンの方は、勿論、全部お持ちだろうと・・・。

私は極力、手持ちの音源を、歌手の声が聞きやすいようにノイズを削減したり、音域を調整したりしています。音量レベルも上げています。それでも、CDの音とYouTubeの音では違いますし、やはり、「持っている」という喜びは特別のものがあるでしょう。音の悪いライブ録音といえどもCD音源でお聞きになることをお勧めしたいのです。それも、しかるべき音のするオーディオセットと、ご近所をはばかる場合は、数万円単位のヘッドフォンをご用意なさることも。(何せ、派手な絶叫などが・・・多く入っていたりしますので、勘違いされたら大変です・・・。)

今でも、国内サイトで入手できる新品は、極力国内で入手することをお勧めしますが、余りにも高額に値段をつり上げた中古品に手を出されるのはどうかと思うのです。

それで、このたびご紹介するのが英国のCDショップ、Presto Classicalです。私はこちらに相当お世話になりました。勿論、全部新品で、何しろ、安い!そして、在庫がないと数ヶ月単位で待たされたあげく、「在庫がありませんでした」とか言ってくる日本のH○Vのようなことはない、と言って良いショップです。

許可をもらったわけではないので直リンクは張りませんが、このページに行くと、そのショップのテバルディの商品がずらっと並んでいます・・・。

http://www.prestoclassical.co.uk/a/-/2907/Renata-Tebaldi/1

スマホの方はこのアドレスだと該当ページには行けないのでしょうか。そうだとしたら、まず、Presto Classicalで検索をかけ、HP上のArtistsの欄をクリック。SigersのSopranoをクリックして、Tの項のTebaldi, Renataをクリックすると、彼女のCDの商品一覧がバアーっと表示されます。

この中には、別レーベルから出されている、「スタジオ録音」と同じ音源のCDがかなり含まれています。そういうCDを誤ってご購入なさらないように!

私がこの中から特にお勧めしたいライブ音源を下記に表示します。その後、具体的な購入方法についてのご説明を。

ページの表示順に書いて参ります。(日々、変わっていると思いますので、この通りとは限りません。ご了承下さい。)

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Orfeo d' Or C6820621 『アンドレア・シェニエ』 ウィーン国立に出張ライブに行ったときの録音。オーストリア放送協会蔵出しの音源なので、音は綺麗ですが、歌手の声は引っ込みがちです。シェニエはコレッリ、ジェラールはバスティアニーニ、指揮はロヴロ・フォン・マタチッチです。

 

 

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Archipel Records ARPCD0229 『椿姫』 1954年、ナポリのアレーナ・フレグレア(野音)での、強烈な『椿姫』。これを聞いて、私はテバルディの椿姫が聞き物だったと認識し直したのです。とにかく、朗々たる美声の・・・凄いライブ。 アルフレードプランデッリ、指揮はセラフィンです。

 

 

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Walhall WLCD0359 『シモン・ボッカネグラ』 実は私はMYTOから出た同音源のものを持っているので、これについては音質はわかりません。ただ、Walhallのこのシリーズのものは音質の良い物が多いので、多分大丈夫だと思います。 フランク・グァッレーラのシモン、リチャード・タッカーのアドルノ。『シモン』の録音は、私は結局これしか買いませんでした。1961年だというのが大きな理由です。それ以外のものは、彼女の鬼門の1963年以降のものなので、多分、このときの声質を上回っていないと思います。

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Walhall WLCD0351 『オテッロ』 メトでデビューしたときの一連の公演の時のもの。「デビュー録音」の表示がありますが、これは間違いです。デビュー初日の録音ではありません。ただ、何度もデスデーモナを歌った割合には、『オテッロ』のライブは入手しにくく、これは手に入りやすいからありがたい。 オテッロはデル・モナコ、イアーゴはレナード・ウォーレン、指揮はフリッツ・シュティードリーです。

 

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ICA Classics ICAC5022 『トスカ』 同一音源が他のレーベルからも出ていますが、この盤の強みはBBCの音源が使われているということ。だから、スタジオほどすっきりしているかというと、そうではないですが・・・。これも「コヴェント・ガーデン」の「デビュー録音」と書かれていますが、間違いです・・・。カヴァラドッシはフェルッチョ・タリアヴィーニ、スカルピアはティート・ゴッビ。指揮はモリナーリ=プラデッリです。

 

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Walhall WLCD0301 『運命の力』 メトでの運命の力で、面白いことに、第一幕の修羅場の後に前奏曲が演奏されているという、変な(?)演奏。メトのライブは比較的、音の聞きやすいものが多いので、お勧めです。この演目に関しては、ハズレはないと言って良いかと。アルヴァーロはリチャード・タッカーです。指揮はトーマス・シッパーズ。

 

 

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Myto MCD00252 『アンドレア・シェニエ』 これもメトでの録音。テバルディの出来はまあまあだったような・・・。シェニエはタッカー、ジェラールはカヴァー写真どおり、バスティアニーニです。指揮はファウスト・クレヴァ。

 

 

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Myto MCD00250 『マノン・レスコー』 これもメトのライブの放送録音。この「マノンの死」の場面は壮絶。聞き物です。声は幾分、重くなっていますが・・・。デ・グリューはタッカー、ジェロンテはフェルナンド・コレーナです。指揮はファウスト・クレヴァ。

 

 

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Walhall WLCD0311 『トスカ』 これはイタリアに帰ってリヴォルノで歌ったときのもの。どちらかというと、カヴァーのように、コレッリが歌いまくっている印象が。ただ、テバルディの『トスカ』はその時その時で聞き所があるので、極力揃えられた方が楽しいかと。カヴァラドッシは勿論、コレッリ、スカルピアはアンセルモ・コルツァーニです。指揮はマリオ・パレンティ。

 

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Walhall WLCD0266 『椿姫』 メトでの録音。実は、これ、まだ全部聞いてないんですよ・・・。ボーナス・トラックで1956年、フィレンツェで歌ったときの『椿姫』の断片も入っています。アルフレードはジュゼッペ・カンポーラ、ジェルモンはレナード・ウォーレン。指揮はファウスト・クレヴァ。「花から花へ」だけちらっと聞きましたが、前よりかなり下げて移調していました。音は悪くなかったです。

 

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Myto MCD00144 『トスカ』 これはスカラ座に要請されて、渋々テバルディが出演を了承した、ブリュッセルの国際市のイタリア・ブースで行われた公演。カヴァラドッシはカヴァーに写っている、ディ・ステファノ。スカルピアを、珍しくバスティアニーニが歌っているというのが面白い。指揮はジャナンドレア・ガヴァッツェーニです。

 

 

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Myto MCD00125 『レナータ・テバルディ・ア・ブエノス・アイレス』 もうすぐご紹介する音源です。放送用アリア・リサイタルの模様と、『トスカ』の公演の抜粋が入っています。どちらかというと、『トスカ』が聞き物。『トスカ』のほうはカヴァラドッシがカルロ・ベルゴンツィ、スカルピアはジュゼッペ・タッディ。指揮はホアン・エミリオ・マルティーニ。

 

 

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Andromeda ANDRCD9001 『トスカ』 この『トスカ』を聞かずして、テバルディの『トスカ』は語れない、という位のもの凄い迫力の名演です。メトでの録音なので、音は悪い方ではありません。カヴァラドッシはタッカー、スカルピアはウォーレン。指揮はテバルディと相性の良かったミトロプロス。余白にご紹介済みの、ロスでの、ステファノとの『蝶々夫人』一幕のデュエットが入っています。

 

 

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Walhall WLCD0117 『トスカ』 こちらの『トスカ』は・・・。リオに出張公演したときのライヴ。現地のオケがだれっだれの恐るべき演奏。音もいいとは言えません。詳しくは鑑賞録で書かせていただきますが・・・。テバルディは頑張ってはいます。テバルディの"Vissi d' arte"とステファノの"E lucevan le stelle"はアンコールで2回歌われているのがそのまま入っている、それはプレミアかも、ですけど・・・。スカルピアはジュゼッペ・タッディ。

 

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Bongiovanni HOC076/78 『運命の力』 もうメトに移籍してから、一度スカラ座に戻って歌ったときのライブ。スカラ座ライブでこれ程音質の良いのは珍しいです。おまけに入っている『アイーダ』の切れ端は、残念ながら・・・音が悲惨すぎて聞き取れない状態。アルヴァーロはステファノ、カルロはプロッティ、グアルディアーノはジュゼッペ・モデスティ、指揮はアントニーノ・ヴォットー

 

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Myto MCD00114 『運命の力』 フィレンツェ、テアトロ・コムナーレでのライブ。アルヴァーロはステファノ、グアルディアーノはジューリオ・ネーリ。指揮はガブリエーレ・サンティーニ。『運命』に関しては特にハズレはないので、買っておいて損はないかと。

 

 

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Music & Arts MACD1104 『ファルスタッフ』 ご紹介済みの名演です。ただ、抱き合わせで1941年の別公演の抜粋CDも付いているので・・・。割高です。音質は改善してもお聞きになった程度です。それでもよければ、ご購入を。なお、同一音源のものが別レーベルから単品で出ていますけれど、これ、「音源のテープが伸びていたのを修正した」という但し書きがついていましたから、これを買うのが安全かと・・・。

 

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Opera d' Oro OPD5601 Legendary Performances of Renata Tebaldi 私は、Bravissimo Opera Library の3000円弱のセットで同内容のが買えてしまいましたが、今は中古品しか売っていないようです。新品で買うならこれ、です。ご紹介済みのラジオの『ジョヴァンナ・ダルコ』、『椿姫』はじめ、珍しい『フェドーラ』のライブが入っている。他は「アチラ」がスカラ座を離れたのを機に一時呼び戻されたとき出演した『トスカ』(音は悪いです)ラジオ放送用に収録した『西部の娘』と『ラ・ヴァッリー』、声が衰えてからの『メフィストーフェレ』(彼女最後の同演目の出演)が入っている。7演目でこの値段ですから、単品で揃えるより遙かにお得なセットです。


ご紹介しなかったものは、同一音源のダブりで、私には音質が確認できないものです。後は、音が悪すぎる、あるいは「鬼門の1963年以降」なので彼女の歌唱としては聞いてもあまり・・・嬉しくない質のもの、です。また、彼女が来日したときの収録音源をCD化したものも売られています。来日公演の記録は、断然、日本のショップでDVDを正規品でお求めになることをお勧めします。ちなみに、Verdi Au Metropolitanというセットを騙されて買いました(1958年ものの『オテッロ』が入っているという表示なので)が、これは表示の間違い。デスデーモナを歌っているのはロス・アンヘレスで、テバルディではありません。他の演目にご興味が無い限り、お買いになる必要は無いかと。

DVDは色々出ていますが、来日公演のもの、サン・カルロでの『運命の力』(Hardy Classics)、ベルリンでの『オテッロ』(ただし相手のハンス・バイラーは最悪)、シュトゥットガルトでの『トスカ』・・・くらいですかね。こういうのは日本で買えますし、その方が断然楽です。ここで買う必要はありません。全部、日本のDVDプレイヤーで見られるフォーマットです。その他、アメリカ滞在中に彼女が放送用に収録した映像はほとんどYouTubeにアップされていますから、そちらを見た方が得ですし、遙かに楽です。音質が良いわけでも何でも無いので。そして、他の歌手の映像の方が多かったりする。買っても余り意味は無いかと。


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さて、問題は・・・購入してから、受け取るまでなんです。ここまでで相当記事が長引いたので、記事を分けますね。こちらをしっかり読んでいただかないと、購入するとき事故る方も出るかと。